ワーストワン イズ ベストワン


 週刊東洋経済の最新号に、特集で全国の自治体ランキングが掲載されています。
 防犯、福祉、教育など各分野の充実度や水準が数値で表されています。偏差値とか血糖値といった統計数字は、一面大変説得力があります。判断材料として有効活用することができます。以下、各種ランキングの最下位の街の情報から何を考えるか。

(医療が最も手薄な街は、茨城県のつくばみらい市です。人口1万人あたり病床数が0です。)
このような街では、医者に頼らず、自力で健康を維持し、病気を予防する気概を持った人間が増えるでしょう。

(人口が最も減少している街は、北海道の夕張市です。5年間でマイナス12.4%です。)
 人間の交際に煩わされない住環境を求める人間を誘致する施設の需要が高まるでしょう。


(ゴミの発生量が最も多い街は、静岡県の熱海市です。一人あたり一日1、972グラムです。)
 このような街では、ゴミのリサイクル処理技術が発展するでしょう。

(犯罪の最も多い街は、大阪府の大阪市です。人口1万人あたり刑法犯認知件数が489件です。)
 このような街では、質の高い防犯施設や用品が常時、開発、販売される先端地域となるでしょう。

(外国人が人口あたり最も多い街は、岐阜県の美濃加茂市です。人口比5.7%です。)
 このような街では、外国人向け日本語学習のノウハウが自治体に蓄積され、全国の模範になるでしょう。

(東京23区内で就学援助を受けている生徒が最も多いのが足立区〔47.2%〕です。)
 奨学金制度によって、社会に出てから懸命に働く若者を輩出するでしょう。

(通勤時間が最も長い街は、茨城県の牛久市です。平均85.2分です。)
 このような街では、通勤時間を利用したさまざまなアイデア本が駅前書店に並ぶでしょう。

(離婚が最も多い街は、北海道の苫小牧市です。人口1万人あたり36.2件です。)
 このような街同士で互助会が活性化し、新たなコミュニケーションビジネスが生まれるでしょう。

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